VMware Player 3.0 と VirtualPC 2007 比較

このあいだ日記で仮想化で遊んでいると書いていたら、なんとタイムリーに VMware Player 3.0 が公開されていたw
せっかくなので早速使用してみた感想でも。

その VMware Player 3.0 ですが、なんと新規仮想マシンの作成ができるようになってました!
前バージョンだと qemu を使って vmdk を作成 → テキストで vmx を作成というのが主流でしたが、ウィザードでサクっと作れます。

以下、Ubuntu と Windows2000 をインストールしてみた率直な感想です。

■ 本体のインストール

△ VMware2.0 ・・・・・・ 要登録
△ VMware3.0 ・・・・・・ 要登録
〇 VirtualPC2007 ・・・ ダウンロードのみ

VMwareはメールアドレスの登録や製品ごとのアンケートみたいなのが面倒。

■ ゲストOSのインストール – Ubuntu 編

〇 VMware2.0 ・・・・・・ qemu や テキストでファイルを作成。難しくはないが面倒。できればアッサリ完了。
◎ VMware3.0 ・・・・・・ ウィザードでサクサク。isoを読ませると簡易インストールも可能。
△ VirtualPC2007 ・・・・ 公式には非対応。「その他」でやってみるとかなり遅い。

Linux系に関してはVMwareの方が優秀な印象。

■ ゲストOSのインストール – Windows2000 編

△ VMware2.0 ・・・・・・ Ubuntu同様ファイルの作成は手作業。ドライバまわりも面倒。(専用ツール参照)
〇 VMware3.0 ・・・・・・ ウィザードで作成可能。簡易インストールはないがCDブートで普通にOK。
◎ VirtualPC2007 ・・・・ さすがにMicrosoft同士だけあって安定感があるw

ウチのマシンではインストールの時間は両方とも20分程度でさほど差はなかった。

■ 専用ツールのインストール – Ubuntu 編

△ VMware2.0 ・・・・・・ Linux用の VMwareServer から Linux.iso を抽出。だいぶ面倒。
〇 VMware3.0 ・・・・・・ 自動ダウンロード後、手作業でインストール。やや面倒。
× VirtualPC2007 ・・・・ なし(!?)

VMware3.0 の場合 VMware Tools (Linux.iso) が自動ダウンロード後、CDにマウントされるが手作業でインストールする(vmware-install.plの実行)。ドライバ、ドラッグ&ドロップ、共有フォルダ等の機能が追加。

■ 専用ツールのインストール – Windows2000 編

△ VMware2.0 ・・・・・・ Linux用のVMwareServe から Windows.iso を抽出。だいぶ面倒。
〇 VMware3.0 ・・・・・・ 自動ダウンロード後、オートランで自動インストール。らくちん。
◎VirtualPC2007 ・・・・ オートランで自動インストール。更にらくちん。

VMwareはWindows2000以降のみ。Windows98の場合VMwareToolsなしだとビデオドライバがVGAしか使えませんでした。ドライバ、ドラッグ&ドロップ、共有フォルダ等の機能が追加。

総括として、Linux系は完全にVMwareの勝ち。
インストールさえ終わればどちらもあまり変わらないが、VirtualPCはインストールが遅すぎ。
逆にWIndows系ならVirtualPCの方がサクサク感がある。

ちなみにレジュームに関してはVirtualPCが断然早いです。
VMware Player も 2.0 に比べると新規作成が楽になったのはポイントが高い。

まあ、どちらも無料なのでお試しくださいw
本格的にやるのであれば VMware Server や VMware ESXi なんでしょうが・・・・

以上、ヘナチョコレポートでした。

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